BLOG

ブログ

先日懇意にして頂いているあるお客様ご夫妻からこんな話をされました。

「二六二の法則」
というのがビジネスには通説としてよく語られるがこれは全ての事柄に
応用して通ずるという話

2割のものすごい支持者
6割のどっちつかず、俗に言う日和見菌
2割の強いアンチ

企業で見れば2割の優秀な人材に
6割の普通な人材
2割のやる気のない人材

でもどれが欠けても結局バランス良く生まれていくものらしく
偏ってもバラんすが悪いものらしいです。

小規模の企業では少数精鋭ということも成り立つのでしょうが
大きくなればなるほどこの法則は当てはまるそうです。

店も同じだよねという話になりました。

2割の物凄く熱い顧客やファン層がいれば
色んな店を満遍なく回る6割もいて
必ず強いアンチも生まれる

アンチを減らすことが大切なんではなくて
2割の熱いファン層をいかに強くするか
それが店の根幹に関わってくるんだということ

提案したい暮らしのこと
提唱したい想い
店を通して伝えたいこと

拘りの上でやり方を変えていくことも
受け入れて応援してくださる2割の方がいればこそ

例えばネットの書き込みなんかでどんなに悪い評価を書き込まれても
実際に足を運び応援してくれる方々はそんなものに興味はない

その方から紹介されてくる方も右に同じ方がほとんどです。

稀に中傷口コミなんかを気にして店に立ち寄らない方もいるかと思いますが
それはその程度のご縁とタイミングだったまでのこと

自分を偽らず真摯に目の前のお客様に向き合い続けていれば
届けたい人にはきちんと想いが届くことをこの数年で教わりました。

SNSの評価の数やフォロワーなんかにも意味はなくて
伝えたいことを日々更新していくための便利なツールとしては利用していますが
表層的な数は本質的な店の後押しにはなんの力も持ちません。

店を始めてもうすぐ丸4年
本当に沢山の出会いと別れがありました。

出会って沢山の温かなやりとりをずっと続けてくださる方もいれば
なんとなく途絶えた方もいます。
またいつか繋がることもある方もいるだろうし
それは時の流れとご縁のもの

どちらにしても川の流れの様にさらさらと流れていけばいいなと感じています。

無理に繋げようとかそんな気持ちは全くなくて
誰かの暮らしに必要であれば
そっと寄り添える器を携えていたいし
そうでない時はそっと控えていたい

店はいつしか自分自身の枠を超えてそれぞれの方の都合や感情に合わせて
人格を持つ様に感じています。

それは間違いでもなくて、地域に必要とされる形は人それぞれでいいのだと
個人的に感じています。

私が挑戦すべきライバルは昨日の私であり
今日の私自身

他の誰も敵ではなくて
自分自身の可能性を信じて勇気を出して一歩進み続けるか
クライアントのオーダーに対して殻を破り続けられるかにしか
興味がありません。

2割の熱い思いはそんな私自身の闘いを続けるために
力となり得るのは言うまでもありませんが
そこに甘えずに切磋琢磨していたいのです。

自分はどこまでいけるのだろう
どこまで挑戦できるだろう

新しい自分に明日は会いたくて
今日を懸命に楽しみ、生みを見出す

生花でもドライフラワーでも植物でも
形はクライアントの要望に合わせて
自由にのびのびと表現できる様に

常に自分の心の器を豊かに満たし
五感と第六感を研ぎ澄ましていたい

自然の中に出かける習慣のおかげか
動体視力も良くなり、閃きも早くなりました
なんなら小さな虫の動きも見分けて捕らえられる
野生に近づくたびに
私は本来のわんぱくで好奇心旺盛な野生児に還っていく

それは心と脳の一致を意味していて
最近は心の声を滞ることなく脳に指令として送れる様になりました。

それまでは心の声は悲鳴さえも無視して
頑張れ頑張れと脳に指令を出すばかりでした。

身体が悲鳴を上げてボキッと折れて始めて心の悲鳴に気づく
そんな不器用で下手くそな生き方の繰り返し

一致したことで特段何か特別なこともしていないけど
精神はとても安定して前のめりにやるべき使命について
突き進んでいけます。

まだまだやりたいこともある
やるべきことも課題も多くあるこの人生の中
まだまだつまづいたり迷子になりつつも
健やかに歩いていけるといいなと思います。

順風満帆そうな誰かだって
必ず見えない部分に問題や傷を抱えている
誰しもいいことばかりではないけれど
それをどう受け取って
どう日々を織り成していくか
その姿勢で彩りのある日々か否かは変わってくる様に
感じます。

みんなそれぞれのフィールドで必死に頑張っている

それを忘れずにいれば
無意味に否定したり無い物ねだりしたりは
意味ないなと気づけると思うのですが。

日々は奇跡の積み重ね

今日も豊かであれば
きっと明日も実り多き豊かな日となる様に

自身の今を生き切る
その先に周りの豊かさを構築する

明日もきっといい日になります様に。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。