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自分を嫌いだと思っていた

何をやっても冴えないし
人の目が気になる
他人と同じことはしたくないと思いながら、そのくせ他人の評価がすごく怖かった

公衆トイレで長く堂々と鏡を見る女子を羨ましく思ったり
人前で自分の顔や容姿なんて
みたくなかった

私はチャンスが訪れた瞬間
夢に手を伸ばしたとずっと思い込んでいたけど、そもそも花屋になりたいとか、
自分で店をやりたいなんて
考えたことも夢に思ったことも皆無…

仕事や働くことは好きだから
一生懸命働いて、会社員として
給料もらいながら
やりたいことは趣味の範囲でいいと思っていた。

趣味を極めたかったわけでもなく
ただ自分がやりたいこと
好奇心が向く方角へ
楽しくて突き詰めていただけのこと

そうだ、夢なんかじゃなかった

ただ好きで好きで仕方なくて
誰にもそのことを評価されたくなかった
だから表には花をしていることは
ごく親しい友人以外には内緒にしていた
そこを否定されたら
もう自分を好きになる可能性がゼロにリセットされそうだったから。

ある時親友は花を外に出しつづけろ、
SNSでも自分のwebでもいい
とにかく外へだせば世界の誰かが見つけだしてくれるかもしれない、
あなたの花には
その価値があると唱え続けてくれた

私は言われるままに
何かと花をつくっては外へだすようになって、友人達がオーダーしてくれはじめた。
そんな頃ネットで顔も知らない名古屋の誰かが初めて私のスワッグを買ってくれた。

たまたまかもしれない
それでも知り合いでもないその人が
いいな、ほしいなと思ってくれた事実が私に勇気をくれた。

それから偶然か必然か
店を出す流れになり
右も左もセオリーもない私が
花屋の看板を掲げてしまった

今はあの時の私の不安でも進みたかった気持ちがよくわかる。

私は私を信じたかった

他人の目や評価が気になるとは即ち
自分自身を信じられなかったから。

信じられないから
全部砂の城みたいに
明日には全部なくなってこぼれ落ちてしまうように思えていた。

店を通して出逢った沢山の方々は
ありのままで不器用に要領悪くも必死にここに立つ私を
そっと受け入れて
信じてくれた

信じてもらうということは
応えたいと奮起し
相手のそれを信じるということ
言い訳しない
誰かに責任転嫁しないということ

そのやりとりの繰り返しで
私は私をすっかり信頼していた

きっとどんな状況でも
貴女は乗り切れる、楽しむ術を
持っているよと知ってくれている

私はきっとどんな状況に陥っても
きっと大丈夫だと自信を持っているし
その目で心で信頼した人たちがいるのなら人生は豊かで実り多きものだなと
ワクワクできる。

きっといつまでも偏屈で
店としての通知表は1か5しかもらえないだろうと思う。

すごく好きになってくれるひと
めちゃくちゃ不愉快に思うひと

両者の存在が揺るがない店だろうと思う

それでいいと思う

万人に愛されなくても
心尽くすべき人に都度最善を尽くせたらいいなと思う

私は私のことが今は好きだなと思えるし、きっと周りを楽しませることもできるイマジネーションを携えていると思える。

自分を信じるって幸せなこと

そんなわけで金曜日のイベントは
段取り悪いかもしれないけれど、
私なりのベストを尽くして
きっと皆さんの笑顔を見ることができると信じて進めるわけです。

今回こんな大事なイベントにお声がけくださった @reli_shop さん、
全力で協力してくださる生産者さん、
友人、家族に心から感謝しながらあとはもう、ジタバタしても仕方ないから
怪我と体調管理にだけ注力しようと腹を決めた呑気な店主です。

私が元気で健やかならば
シュベルティを全部忘れて行っても
逆にきっとなにかしら面白いこと
やらかしてくれる気さえします。

楽しみな金曜日
熊本にて皆様にお会いできることを
心から楽しみにしております。

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