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昨日9日より遅ればせながら初商いです。
本年も暮らしの中に植物や花のエッセンスを楽しんでいただけるように
様々なご提案がしていけるよう精進してまいります。
よろしくお願いいたします。

無事に2020年を終えることができ、美しい初日の出を拝んで
光り輝く2021年がスタートしました。
・・・のはずでした。

新年出会う色んな方の実情はそんなものとは程遠く
コロナの襲来はウイルスそのものの恐怖よりもっと違う
風評被害や差別、人的な抑圧によるストレスや恐怖に苛まれています。

それは宮崎に限らず世界中で起きている現実

現実?というか
実際にはみた事もない暗闇に潜むお化けに怯えているような疑心暗鬼
そんな違和感と感覚

しかもその違和感は政府からの自粛要請というなの強制的な圧力となり、
経済活動もどうすべきなのか
どう営みを続けていけば社会との折り合いをつけていけるのか
頭でだけ考え出すと途方に暮れるしかないような時代

生きるとはサバイバルだったんだと最近よく感じるようになりました。

すっかり平和ボケして守られていることに慣れてしまった社会、そして日本

先日のぼった雪山
頂上に近づくにつれ暴風雪がひどくなり
どう登る?どこで戻る?
日没は何時?
時間の残りは?
地図片手に安全にパートナーを下山させるにはどのルートにする?

万全にリスクヘッジしたようでいつも想定外のことが起こる
自分自身の甘さも段取り不足も思い込みも適当さも
全部自然の前では見透かされて露呈してしまう
うまく誤魔化すこともややり過ごすことも
許されなくなる
どこの判断が間違えた?
どれがベストだった?
いつも反省と戒めを繰り返す私の山との関わり方

それは日常生活にとても大きな影響を与えてくれていて
多少のことではブレなくもなり、びびらなくもなりました。

巻き起こること全て
能動的に受け入れて進める力を身につけてこれたのかも
しれません。

足が上がらなくなり、
肺も苦しい、呼吸がつらい
太陽の陰りが怖い
それでも日没までにあの場所にたどり着けば大丈夫

足よ動け
こんなことくらい大したことない
もっとしんどいことは沢山あった
吐きそうなくらい泣いたことも
抜け出せないと思った暗闇も
もっともっとあった

生きる、生きたい
元気に帰る
そしたらもっといろんなこと愛しんで大切に生きるんだ

そんなことを考えながら歩き続けました。

怖いのに、言葉にしなくても笑顔で平気だと笑う友がいて
ああ、この人に出会えてよかったな・・・なんて呑気にも感謝していたり。

一緒に駆け下りた後見た麓の町の灯り
究極人間なんて何してでも生きていける

今あるものを失っても
信頼できる人がいてくれて
沢山の経験たちが糧となる

身体と心さえ健やかなら
手からあらゆるものがこぼれ落ちても怖いものなんて何もない

誰かを失っても
またきっと出逢う

そうして生きてきたし
無理に留めておくこと自体が無理なこと

この心が全部覚えているから
この身に全部刻んでいるのだから
それでいいのだとシンプルに思えるようになった

だからきっとどんな状況になっても
私は逞しく生きていく
周りで荷物が重くて持てない人がいれば
一緒に持ってあげればいいなと思うし
いつも気づかないうちに
一緒に私の荷物を持ってくれる沢山の人たちの存在に
心から感謝しかないなと思う

心に浮かぶ大切な人たち
生きているうちにどれだけ恩を、愛情を返せるだろう

そう考えだすと
うかうかなんてしていられない
ぼやぼや暗く悩んでるゴミみたいな暇もない

日々沢山の思いつくだけの愛を返せるように
心をひたひたに潤わせていよう

どれほど恵まれた世界で
生きているかを決して忘れないように
私はまた山にも登る

いろんなことにも挑戦しよう

伸びしろはきっと半端なくある
私も私の周りの人も今から巡り合う人も
みんなそれぞれに可能性は無限大

なんだってできる

そう考えたらこの情勢は
フラットになるために必要な時間であって
しんどい時にこと真価は問われる

先のことはわからない
でも今できること、今日すべきこと
誰かのためにできる何か
それらに想像力を駆使して
全力で粛々と勤しむ
これを続けていればあまり不安にもならない

足が動かなくなったその瞬間から
限界を超えた自分に出逢う
無の境地に落ちたら
とても心地いい

その先の未来はいつも未知数

さて、10時の鐘がなる
逞しく今日を生きよう

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