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毎朝、通勤途中に衛生公社さんの事務所前を通過します。
こちらは昔から職員さん総出で沿道側にガーデニングを施し
一年中綺麗な花を道ゆく人に見せてくれています。

朝から職員さんは丁寧に花がらを摘み取り
枯れた葉っぱなんかも全然ない

公社を挙げて地域の美化活動に取り組んでくださってるとはいえ
やらされてると思いながらやるのか
花や植物に愛着や愛情を持ってやるのとでは
雲泥の差が生まれます。

何年もこの暑い宮崎の土地で花を元気な状態で
植え続けるというのは
根気のいる作業と心がけが必要となり
仕事の傍されるにはかなり骨の折れることだと想像します。

日常の些細なことでも同じことが言えて
受け身とはいづれしんどく感じる瞬間が訪れる

・・・ねばならない、
・・・しなければ

なんだか負担でつまらない

能動的に動き出すとガラリと景色が変わります。
一歩踏み込んで先を読んで行動してみる

誰かの手助けや応援を借りて生きている毎日
思いがけないところで
顔も知らない誰かが
心地よく暮らせる様に手をかけてくれている
その上に豊かな暮らしが成り立っている

町も自然もお店も道も
全部誰かの思いの先に成り立っている
自分さえよければではなく
お互いに心豊かに
笑顔で過ごせる様になればいいし
その僅かな一端を担える様に
尽力したいなと思うのです。

大きなことはできなくても
小さな幸せ探しの達人となって
それを周りにも伝染できるくらい
ユニークな店でありたいなと
最近改めて願っています。

せっかく今この時代に生を受けて
沢山のことを感じることも行動することも
発信することも許されている

もっとできることあるんだろうなと
日々探究心で溢れています。

私は得意なことも少ないし
器用でも賢くもない
足りないことを数えれば
途方に暮れてしまいそうです。

あるとすれば行動力と
日常を面白く彩る魔法が
花や植物の力を借りて
かけられることでしょうか。

いつも俯いてばかりだった私でも
好きなことと真摯に向き合うことで
見つけた場所があります。

現状が劇的に変わったから見えた世界ではなく
気持ちの変化で見え方が変わっただけのこと

それは自分自身の心がけ、
癖を直せば
誰にでも少しずつ叶うことだと知りました。

8月も花を通して沢山の物語をお客様から見せていただき
同時にその一頁に参加させていただけました。

もはや花屋なのか植物屋なのか
小川糸さんの小説”ツバキ文具店”の代書屋みたいなものなのか
よくわかりませんが
これからもここで誰かの物語を紡ぐお手伝いを
させていただける様
精進したいと、ただそう思う日々です。

亀の歩みの小さな店ですが
9月もよろしくお願いします。

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