季節のリース
製作の時には飾る場所について
とことんイメージを膨らませます。
夏から秋に切り替わるこの季節
山の草花にも綿毛が飛び始め
町の中でも緑豊かな葉っぱが落ち始め
秋色に衣替えを始めます。
どの季節の花もそれぞれに良さと
特徴があって楽しめます。
夏は枝物は緑のは中心
ドウダンツツジやガマズミ
アセビなど代表的です。
秋になると実物のついた枝が増えてきます。
最初は緑やブラックの実から
段々と寒さが増してくると赤く染まってくる
花たちも元気なビタミンカラーから
こっくりとしたパープル、レッドなど
上品な色合いが台頭してきます。
店頭に並んだ花たちをみて馴染みのお客様は
秋だねえと季節の移ろいを感じてくださる
自然の中にいても
町の中にいても
植物や鳥、虫たちがもう秋だよと
夏の終わりを告げに来るのです。
四季があるって何とも粋で風情を感じられるものです。
今の時期のオーダーは少し濃ゆめの色彩が増えてきます。
リース、スワッグ、ボールフラワーなど
季節ごとに取り替える方、飾る場所を変えながら
オーダーされる方も増えます。
冬には香りの豊かなユーカリや針葉樹など森をそのまま象ったような
リースやスワッグを飾ると自宅時間も良い香りで
楽しくなります。
オーダーの方法はご自宅の写真を持ってきてくださったり、
好きな本、映画、国なんかを話してイメージを
伝える方もいます。
好きなイメージを伝えてください。
難題ほど腕が鳴ります。
今日も洋服屋さんの装飾のオーダーに一日中取り掛かりました。
岡山から取り寄せたアンティークのトルソーにアレンジをしてみました。
トルソーごと植物のドレスを着せてみたというのが
ずっと構想としてありまして
お任せいただいたショップの装花に
思い切って挑戦してみたのです。
正解は正直わかりません・・・笑
明日の朝納品で何も知らないクライアントの反応次第で
決まります。
どう出るかは未知ですが、
植物をみていて色彩、不思議な形状に
「こんなドレス着てみたいね!」
と話す女子が多いこともあり
ならば創ってみたいと思ったのが発端でした。
新しい試みをすることは結果がわからない分ハラハラしますが
守りに入って無難なデザインをこなすより
際限なくクライアントを喜ばせたり
驚かせたり、店にいるスタッフさん、お客様を
ドキドキ楽しませたいというのが根底にあります。
気を衒うのではなく
ドキドキワクワクさせていたい
そしてイマジネーションは自由で良いんだと
公言していたいなと思います。
これはこう!と決められがちな世相で
着こなしだって選びとるものだって
個人の趣向で良いんだと伝えたい。
みなさんが暮らしを豊かに面白くするお手伝いを
どうやったらできるか
仕入れでもオーダーでも日々楽しく試行錯誤しています。
いつまでもアイデアが浮かぶことができるよう
あらゆる面からインプットと
アウトプットを循環させていたいです。
10月スタート!
花屋も植物屋も繁忙期に突入します。
一年中テンパっている私の
さらに本気でテンパる季節到来です。
自然に触れたり、植物に触れながら
心身健康に走り抜きます!
今月もよろしくお願いします。
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