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ウイルスだ感染だと騒がしい世間の中
マスクがマナーとして当然みたいな風潮にも
相変わらず私は慣れない

他人に不快に思われるといけないので
マスク着用はもちろんしていますが
風邪だって、インフルエンザの流行った時だって
マスク必須じゃなかった

なんだか世の中が変だ

それぞれに説を唱える人もいれば
噂も後を絶たない

何を信じるかも
どう生きるかも
個人の自由で価値観だから
それは流れを見守るしかない

けれど私は違和感の中で
変なものやことには
受け流しながら過ごしている

自分の直感を研ぎ澄まして
せめてそれを信じられる
判断基準はブレずにいたい

何がブレててそうでないかも
人それぞれの心の中にあるものだし

昨今の情勢に伴っての
ひとり働き方改革

アトリエ的な動き方で
見えてきたこと
検証できたことが沢山ある

店の間口を狭めることは怖い

仕入れは普通にいつもの量行っているし
生ものだ。
夏の鮮度は早く落ちる
どんどん回転させるべき時で
ただでさえ梅雨から夏は
花屋の氷河期

アポイントメント制にすることで
みすみす売り上げが下がることを
覚悟しなければいけない

ウイルスだ感染症だと過敏になる中
一気に店に押し寄せて
馴染みのお客様が
気を遣う状況だけは避けたかった

結果、馴染みのお客様は気軽に連絡くださって
花を見にきてゆっくりと選んでいただけるし
それ以外の時間はオーダーに集中できる

いろんな思いを託されたオーダー

私は大量生産もできないし
同じものを模写することもできない

常にその方をイメージして
楽しく、時に悲しみを癒す花だったとして
そのかたがホッとできる痛みを和らげる花で
在りたいなと思う

だからつくる時に私が集中して
楽しみながら手を動かすことが
絶対欠かせない条件でもある

経営としてはいかがなものかと思うけれど
私は儲かりたくてやるのなら
自営業なんて選ばなかったと思う

こだわりの強い頑固さを
貫くというか最大限活かすために
このスタイルを選んだ

件数はきっと増やせない

それは3年やってきて出た答え

少し無理をして気持ちに応えようと
猪突猛進に進んできた

日頃来店する方にも100%
オーダーにも100%
空間装花の仕事も100%

週末ともなると来店が3〜4組以上重なることも
多々あって、必死に駆け抜けても
終わらない

どの方にも満足して欲しい

どれもおざなりにしたくない

でも身体はひとつで
時間も有限

考えても考えても
答えが見つからない

そんな中、こんな情勢になって
滞っていたことを
ひとつずつクリアしていくことにした

できないことはできないですと謝る
白旗をはっきり早く挙げる

それが結果責任を持つということに
繋がる

余白ができれば
課題も見えてくる
ゆとりが出れば
そこに大切なオーダーが舞い込んだり
集中しやすい環境を作れる

容量マックスはダメでした。

仕事も遊びも
インプットもアウトプットも
全ては偏るとろくなことがない

やじろべえの人形の様に
バランスよくふわりふわりと立っていたい

つい社会の刷り込みで
もっと頑張らないといけないとか
仕事があるうちにできるだけさせていただかなくては
と思っていた

それでは私自身がすり減ってしまう

せっかくのお客様と向き合うチャンスを
フイにしてしまいかねない

もっとスピードダウンして
バランスよく進もうと始めてみたら
心身ともにとてもいい

とにかくつくることを
詰め込みすぎないということは
いざつくる時に楽しくて楽しくて
仕方なくなる

血液が迸るということは
こういうことだと思い知る

他の花屋さんは休日も少ない
私がこんな体制でいいのかなと最初は考えたけど
人は人
私は私でよかった

そもそも違う人間なのに
皆横並びで同じ体制の方が
変だ。

向き不向きがあって然り
自分のベストな形で
大切なお客様の満足や
お気持ちに寄り添いたい

そんなこんなで
店をやりながら
いろんなお店の方やアーティストと
時折やる試みもイベントも
お客様をワクワクさせていたい
面白い時間を共有したい
それだけのこと

さてそろそろ店でも
面白いこと
何か始めようかな。

余白があれば
そんな風にアイデアも湧きやすくなるし
ユニークな植物屋で暮らしに
笑いを届けたい

一緒に花をつくるでも
お弁当食べるでもいいし

心が少し重い方がいれば
荷物をそっと下ろす時間を
共有できたならいいなと思う

さて、はじめようかな。

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