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すごく大切な何かを無くしてきた
息もできない位に苦しくて
自分が自分でないような
空っぽのような感覚をまざまざと覚えている

人の感情は変わるし
ものも出来事も雲の様に日々流れていく

ものすごく大切なものや
真剣なことを手放さざる得なかったとき
大切にしていたはずなのに
図らずも掌からこぼれ落ちたとき
それは灯りのない湿度の高い真っ暗なトンネルを歩く様な
心許ないものだと思う

どれくらい転びながら歩けば
その先に灯りが見つかるのか
誰にも分からない
当の本人にだって皆目見当もつかない

でもそれは過渡期でありサナギを脱ぎ捨てて
逞しい羽根を手に入れるための
きっかけでもある

みんながみんな手に入れられるわけでもないし
拗ねて中途半端に向き合うこともやめてしまえば
サナギの中で丸まって生きることもできると思う

私はいつもサナギを破るまでにものすごく時間を要す

それでも必ず破って羽根を掴み取る

過去があったから今があるとも思わない

その都度必死でもがいて進んできたから
今ここを生きていると思う

夢について語りたがるくせに
その実未来になんて特に興味はない

今日を全力で生きたいと思い始めたのは
ここ2年だと思う

振り返ることも
顔を無理に空へとあげることもなく
ただ真っ直ぐに前を見据えて歩く

この掌から湧き出るイマジネーションや
想像しつくせるだけのアイデアと
誰かの笑顔を見ることがとにかく好きだから
自分のために行動を起こす

全部根本は自分の自己満足だと知っている

それでも些細な私の1日の行動や言動で
きっと誰かの足下をマグライトくらいの光で
照らすことはできるんじゃないかと信じている

信じて突き進んでいる

何かを掌から無くすたびに
なぜこぼれてしまったんだろうと自問自答してばかりいた
責めたり後悔してみたり

でもそれは必要な手放しだったのだと新しい羽根を身につけてからは
大きな声で叫べる

だってこんなに軽くなった

いろんなものに規制をかけていたのも
境界線を作って遠ざけたのも自分
世界は自分の潜在意識のもとで作られていく

そうだ
素直になることに、傷を追うことに
怯えて防御壁ばかり身につけていた

世界に1人しかいないってすごいことなのに
だめだだめだと叱責するばかりで
それはオリジナル・・・私だけの個性だねと
認めてあげられなかった
40年以上もそんなことを繰り返してきた

自分にごめん!と最近申し訳なく思う

もっと伸び伸び生きさせてあげればよかったね

つまずきが多い分
人よりも動作が少し遅い分
得ることができた機微も沢山あったろうし
今の凸凹だけど伸び伸びと素直に生きる自分が
好きだなと思う

他の誰に好きになってもらえなかったとしても
私は私をなかなか悪くないなと思う

面白い発想もできるし
花が好きだからとことん探究心と
好奇心でお客様と一緒に楽しみながら成長できる

私は熱量の伝え方や伝染のさせ方が
多分人より暑苦しく、得意だ

山が好きだ!山って自然の中って心地いいよ
深呼吸で全身の酸素が全部入れ替え変わる気がするんだというと
一緒に行きたい!体感してみたいという人が
次から次に現れる

すごく沢山の人を連れていくことも教えることもできないけど
ほんの僅かでも周りの人の心を軽やかにするお手伝いができたらいいなと
そう思う

私が心身がとても軽くなる術として
山との関わり方を教わった様に
もっと地域の美しさや手軽なショートトリップの手段を
伝えてあげたいなと思う

どこにいくかではなく
自身の心がどこにあり
どこを向いているかが大切なんだと思う

人それぞれに問題はある
人に言えない荷物も傷もある
それはきっとみんなそれぞれに必ず存在する

それは誰のせいでもなく
必要なハードルであり
今日の糧なんだと思う

昨日の続きでも明日のためでもなく
今日をここで生きるために

落ち込んだり、どうしていいか分からない感情を置き去りにせず
情けない、しつこいほどに自信ない自分の相手を
投げやりにせずじっくりとつきあってあげる

するときっとその理由とか
つい周りと比較してしまう意味ないこととか
納得できて腑に落ちることが出てくる
そうなったらしめたもの!

感情に蓋もしない
ちゃんと悲しんで落ち込んで泣いて怒って
やり尽くしたら多分可笑しくなって笑えてくる日が来る
やってやるぞーーと根拠なきやる気が湧いてくる

最悪今の店をなくしても
多分私は次の基地を見つけて次なる航海に出陣できる

心と身体が一致してさえいれたなら
どんな今日からでも
楽しく始められるだろうし
隣にいる誰かを
遠くにいる大切な誰かも
笑わせてあげられる強さを持っていると自負している

もっと私でいることを
もっと貴方でいることを
面白がってみよう
楽しませてあげよう

この掌でいくらでも
繋げる沢山のご縁とともに

味わい尽くしながら、今日を生き切る

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