胸を張って生きること
日々目まぐるしい今日この頃
40代になってからとても生きやすくなったように思う
それは重ねた経験が増えたせいか
肝が据わったせいかかわからないけれど
とにかく等身大の自分で勝負しようと覚悟ができた。
身の丈にあった量と質の仕事を精一杯することに
全勢力を注いでいたりする。
当たり前だけど私は私にしかなれない
いいところも悪いところも
個性として片付けるにはアクも強すぎるけれど
目の前にいるお客様や大切な周りの人たちに
必要とされたことに対して最大限の努力とアプローチを
して生きて行きたい
そうこうしていても
人も時間もご縁も流れていく
どんなに楽しい時間も、やりがいある仕事も場所も
待ってよー!
と全身で手を伸ばしても
留まっていることなんてできなくて
さらさら流れる川の流れの如く
うつろい変わっていくもの
手放すことできっと新たな余白が生まれ
新たな出会いやストーリーが生まれゆく
生きるって新陳代謝するということなんだなと
最近ことに感じる
図らずも何かを手放す瞬間は
痛みを伴い、淋しさ、孤独、焦燥感も伴うもの
痛みから学ぶことはなんと深くて強いものだろうとも
毎回気づかされる
それくらい大切なものが掌からこぼれた後に
また私はひと回りもふた周りも強くなっているんだろうなと
そう思う
そしてその強さで誰かの痛みに寄り添うことができればいいなと思うし
抗わずにしなやかに変化に柔軟でありたい
変化に怯えずにいれば
能動的に挑めるし
楽しめるものだとも思う
自分に何ができるかなんてわからない
それでも何かしら使命を授かって生まれ落ちたのだとしたら
私は誰かの笑顔を沢山見ていたい
その手段は今は花や植物の力を借りているのだけど
別にこだわりもなくて
思いつく限りの力と手段で実現して見せようと思う
先日に行われたお客様の挙式
こんな情勢の中、みなそれぞれの決断で結婚に向き合っている
式を延期、キャンセル、様子見
一喜一憂することに疲れたという馴染みのお客様もいるし
私にできることは何にもないのかといつも思いふける
きっと彼女たちの決断にしっかりと寄り添い向き合うこと
それしかできない
彼女は年末に前撮りを行いブーケは個性的なものを二つデザインした
全て完全にお任せで託された
今回挙式においてはフレッシュなグリーンとホワイトだけのブーケをギュッと束ねた
優しい小さなシンビジュームの名前は森の妖精
春の香り漂う優しいフリージアの蕾を沢山入れて
香りも束ねた新しい門出の瑞々しいブーケ
彼女の弾けるような笑顔を見た瞬間
私の心も春の風のように空に舞い上がった
ただ日々できることに全力で向かう
脇目もふらず心健やかに
集中して生きることが許された世界
うまくできない色んな小さなこと
そんな右往左往している内に気付いてしまった
頑張っているんじゃないか?私!
まずはそこを認めてあげて
自然体で楽しんで突き詰めていこう
自分を認めることはなかなか難しい
できてないことをあげればキリもなく
呆れるくらい情けないことの方が後から後から浮かんでくる
本当にそうなんだろうか?
そうやって立ち止まって自分と対話してみた
いや、意外と頑張っている
今日という日にでき得る思うつくだけのことに懸命に挑んでいる
たった24時間しかない貴重な永遠に一度だけの今日
あとは楽しめばいい、褒めてあげればいい
そしてまた明日誰かに感謝を届けていこう
胸を張ってこの瞬間も生きればいい
ただそれだけでいいんだった
それに気づけたから
今はとても呼吸が楽だ
人の笑顔っていいな
周りさえ幸せにしてしまう魔法
私も沢山泣いて、できないことの数々を悔しがって
そして笑っていよう
そうしよう
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