BLOG

ブログ

ある時自営業を営む友人と山に出かけた際のこと。
道中の車の中では不思議と本音がポロリポロリと出るもので
互いに率直で忌憚のない意見を交わし合った

その時に彼女が聞いてきた何気ない一言
その後もずっと私の心に響いて事あるごとに問いかけてくる

「憧れる人っている?」

周りに誰々に憧れるんですとかそんな話を聞いたときの違和感の話だった。

憧れってその時点でその人より下に立っている感じがして
なんだか好きじゃないと言うようなことを彼女は言った
他人と自分は別なのに比べたり真似したり変だと。

私が憧れる人・・・誰だ?

沢山いるような、でもその意見をさらりと言ってのける彼女に
むしろ憧れてしまいそうだった。

考えてみると自信の欠片もなかった頃
憧れる人で世界は溢れかえっていた
憧れる存在を見つけたことで
自分もそこに近づけるようなそんな感覚に陥っていた

あんな風になりたいな
あんなことやりたいな
あんなに出来る人になりたいな
ドラえもんの主題歌みたいなもの
もしも私にドラえもんのポッケがあったら
つまんない人間になっちゃうだろうなと
私は思う
すぐに楽して道具に頼るに違いない
ポッケがなくなった瞬間に薄っぺらい
底力のない自分になってしまっている気がする

手探りながら自身の判断で道を決め、模索を始めて数年
なにが正解で間違いかもやりながら歩きながら
起動修正とたまにヨシヨシをしながらを繰り返している

改めて考えてみると、憧れは憧れではなくなっていた

「憧れる」

とはどこか他人事で指を加えて見ているだけのような気がしてきた
どんなキラキラ輝いて見える誰かさんにだって悩みや苦悩や痛みがある
むしろそんな人の方がものすごく抱えているものがある

きっと生きている時間、感じる分量だけそれは生まれては育ち
消えていく

そこは見ずにただ「いいな!」と思うのはおこがましい

憧れる感情はいつの間にか
尊敬すると言うものに変化していた

ある時に結婚20数年経っても、とても仲の良いご夫婦の話を聞いて
素敵だなーいいなーと友人と話していた帰り道のこと

私も早く結婚して子供と幸せな家庭って一番の夢だったなーと話したら
いや待てよ・・・と自ら違和感を感じた

そんな家庭を心底素敵だと思う気持ちに変わりはないけど
例えば私が早いうちにその中に入れていたとしたら
今の私の人格ではなかった。
間違いなく
出会う人も数も格段に違っていただろうし
今日の時点の今の私ではなかった

いい歳になっても、もがく、悩む、つまずくの繰り返しで
光を失い闇を知り、人が信じられなくなり
結局は自分自身を信じていなかったことを思い知る
それを知ったがゆえに新たな光を知ること

痛みとは糧となる
優しい強さにも変えられる

誰かの痛みを同じように感じることはできなくても
推し量る術を少しだけ知ることができる

それはやがて自分を守り、
人を寛容に愛することができる
そんな気がする

私は私でよかったのだ

今を懸命に生きる
凸凹で歪だけど
裏表のないわかりやすい私

夢は沢山あって
そのどれもが心から願い、努力を怠らなければ
きっと叶うと信じて疑わない呑気な性格も
非力でも
大切なひとを守りたいと思う気持ちだけは
そっと育てていけているということ

強くなるということは
ただ1人で生きていけるとか
タフなわけではなくて
一拍の気持ちの隙を相手にも自分自身にも
見せてあげられることのような気がしている

尊敬する人が沢山いる
この世界

そんな人たちと肩を並べて前を向いて歩けることを
いつも目指していたいなと思う

それは憧れでなくて尊敬の先にある目標であり
自分を輝かせるためのおまじないであればいいと思う

まだまだ修行が足りないけれど
伸び代があるって面白い
まだまだ成長期の私の人生

明日も自分を認めてあげながら厳しく優しく

誰かには温かい存在でありたいなと願う

体調をずっと壊している今日この頃
今日は1日アレルギーで鼻水と痒みと格闘していたけれど
久々にお腹が空くのを感じて嬉しかった。

生きてるってお腹が空く!
そんな当たり前のことが嬉しい

生きるって宝くじが当たるようなもの
今夜は沢山ご飯が食べれるといいな

明日も2度とない1日
沢山自分自身を笑わせて
周りにもそれを伝染させてあげよう

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。