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小さな頃から自然は身近にあって、両親はアスレチックや森なんかにも沢山連れて行ってくれた。

兄がいたこともあり、兄の友達や同級生男子と走り回って秘密基地を作ったり、福岡で子供時代過ごした時期はマンション裏の森の中で木登りをして遊んだり。

兄の車のおもちゃに憧れて、
足で漕ぐ車のお下がりが宝物だった。

いまだに車が大好きで自然を走り回ることが大好きだから成長していない気がする。

大人と呼ばれる歳になってすっかりそんなこと忘れていて、山に出逢った。

何がいいの?と問われたら
その魅力はいかなければわからないと思う。
人それぞれに魅力の感じ方、逆も然りなのが山の不思議なところ。

忙しくて中々山に行けないと、私は周りにもあからさまに元気の風船が萎んでいくらしい。

久々に踏み込む春の山は
生命力に溢れている。

香ばしい木の香り
落ち葉と木の皮と土で混ざり合ったフカフカの絨毯みたいな山道

風の優しい声、時に怒っている様な激しい声が轟いておののく。

野鳥たちの歌の練習
へたっぴな子は何回も練習を怠らない。
どこからともなく聞こえるそれは愛らしく和やかな気持ちをくれる。

所狭しと咲き乱れる花たち

アケボノツツジは白や桃色、シャクナゲも沢山咲いている
八重桜は青い空をキャンバスに描かれている様

1人てくてくと歩くうちに
心が軽くなっていく
シンプルな思考に戻っていく

久々でも息が切れない
足はもっともっと先へと歩きたがる
疲れを知らない子供みたいに
私の身体は軽くなる

この世界をもっと見せたいなぁ
あの人にもこの人にも
聞かせたいなぁ、匂わせたいなぁと心から想う

わたしはきっと生きたいという生命体が好きなんだと思う

お互いまたがんばろうね
また季節が変わる前に会いに来るね

そんな言葉のない会話をして
そっと一礼して山を後にする。

出逢う人が皆、いい表情で
あいさつをしてくれる。

この先に咲いているよ!なんて無粋なことは言わない

ただ、おつかれさま!
気をつけてね…と願い合う

もう出会えないかもしれない
一期一会の笑顔

また行きたいな

カメラを本格的にはじめようかなとやっと思い始めた
山3年目の春

遅すぎることなんて
この世界にはひとつもない
そう知ったのは最近かもしれない

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