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”旅人の木”
タビビトノキ(旅人の木、学名Ravenala madagascariensis)は、
マダガスカル原産のバナナに似た植物である。
オウギバショウ(扇芭蕉)、
あるいは旅人木(りょじんぼく)ともいう。
英語名は”Traveller’s Palm(旅人のヤシ)
“だが、ヤシではなくゴクラクチョウカ科に属する。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

写真は旅人の木の種子
沖縄などに自生する数メートルにも渡る大きな葉を広げる
植物。
なぜか種子はコバルトブルーで美しい不思議な色彩

なぜ”旅人の木”と呼ばれるかの由縁は、
葉の扇の形が東西へと広がることから
コンパスの役割を果たしたことと、

葉や茎に雨を貯水することができ、
旅人の水の供給源になることからだとも
言われているそう

幸運をもたらすとも一説で言われていて
私は昔から大好きな植物

6年前くらいに東京の神楽坂にある小路苑と言う
男性オーナーの独特な植物屋に行った際
籠の中に無造作にゴロゴロと並べてあって
サイズによって金額が違うから
選んでいいよと言われた
それが初めて実物を手にした旅人の木

それから東京で花を学ぶこともレッスンも増えたし
部屋にあの真っ青なオブジェがあると
なんだか力がもらえる気がした

店をオープンする時には
石垣島から大きな旅人の木が手に入り
店の成長とともに今もカウンターの後ろから
見守ってくれている

きっとこの青い種子は
幸運をもたらすに違いないと実感している

お客様が花を選ぶ際に何気なく相談されたりする
その内容は様々

みんな何かしらの焦燥感とか
うまく消化できないものを抱えている

私は話をただ聞くしかできないけど
ただその足踏みにも思える時間もきっと
自分自身を支える糧になるよと思う

考えても答えが出ない時は考えない

相手があることなら尚更、
相手と向き合わない限り
勝手な想像の範疇を超えない

やってみようか?
でもうまくいくだろうか?

そんな時は自分で理由を並べて
頭で考えられる間は
やらなくても大差ないかもねと思う

本当にやりたいことや
やるしかないと言う風が吹く瞬間がある

その時はしのごの言わずにエイっと
飛び込んでみるしかない
と言うか、飛び込まない理由がなくなる

うまくいく、いかないの定義は
きっと人それぞれで
出会いや自己実現、社会貢献を実感して
うまく行ったと判断する人もいれば

お金が設けられたから、
会社が大きくなったから
うまくいったと感じる人もいるだろう

どっちでもいい

それはその人が決めればいい

周りの価値観なんて必要ない

チャレンジしたいことなんてそうそう見つからないもの
やらないなんて選択はなんだかもったいない

「きっと、うまくいく」

そう呪文を唱える

私はそんな余裕もなく
突然のチャンスの神様に
やりたい!やろう!ダメならその時考えよう!しか
考える脳みそがなかった。

賢く計算できる人なら
こんなぶきっちょな店にはならなかったし
お客様に仕方ないなあと助けられることも
なかっただろうと思う

なにが幸いするかなんて
過ぎて見てもわからないけれど
常に必死に味わいながら駆け抜けていれば
道はどうにか拓かれる

それは断言できる

正直に真摯に過ごしていれば
必ず手を差し伸べてくれる人が現れる

それに甘えず、いただいたご縁や恩に報える様
今日も一歩一歩着実に
お客様の笑顔に出会える様に
進むのみ

旅人の木はいつも必要とした人のところへ
確実に辿り着きます
不思議なくらいに確実に。

今回の3つもそれぞれに待っていた人のもとへ
スルスルと導かれて行きました。

この種子とともに
みんなどんな旅をするんだろう

all is well

素敵な旅を。

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