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いろんなご縁があって、
それは時を超え時空を超えて繋がることもある

その度にあの時のご縁が今?!と驚くこともあり
つくづく生きるとは不可思議なことで成り立っているのだと
そう感じざる得ないことがあります。

先日あるご婦人から一通のメールをいただきました。

その方は現役時代は東京でずっと編集社でライターの仕事をされていたそうです。
新年早々、若かりし頃からずっと可愛がってもらっていた
著名な料理研究家の方が年末に亡くなられたことを知ったそうです。
Uターンで地元宮崎に戻った後も毎年ご自宅に呼ばれて
親交が続いていたそうですが、コロナで昨年は会うことが許されず
一昨年が最後になったとのこと。

香典も全て辞退したいとのご家族の意向により
飛んでいってお別れをすることもできずどうしたものか・・と考えていた時に
いつもSNSで見ていた私の花が頭によぎりメッセージをしたとのことでした。

花ならばお返しを気にすることもないだろうし
ご家族の気持ちを優しく包むだろうとのご配慮でした。

数日後に来店された粋な着こなしのご婦人
会話もサクサクっと粋な方でさすがライターをされていただけあって
テンポも小気味いい。
想いと手紙と花を託して颯爽と帰って行かれました。

その時にその贈り先の亡くなられた料理研究家の方が
NHKのきょうの料理や、沢山の料理番組で幼い頃から母とみていた
愛称「ばあば」だったと知ったのでした。

母は本が好きな人で、
昔からいろんな方の本を読む人でした。
その中でもばあばの本はいつも楽しそうに読んでいて
テレビにもばあばが出てくると

「好きだなあ、素敵よねえ」
そういって楽しそうに眺めていました。

花をアレンジして東京まで発送して帰宅

母にばあばが亡くなった話をするととてもびっくりして悲しんで
最近夢によく見ていて昔の本を取り出して見返していたんだと
話してくれました。

そして母はゆっくり噛みしめるようにこう言いました

ずっと憧れて大好きだった人の最後の時に
自分の娘が彼女をイメージして悼んだ花を束ね
それが宮崎から東京まで運ばれて
そっとその部屋に飾られる
素敵ね
そんな親孝行もあるのね・・・と。

お客様のばあばへの大切な想い
そして私を通して母の思うばあばへの長年の憧れの思い
いろんな思いを乗せて花は飛んで行きました。

ご縁って不思議なものです。

日々様々なそれらに触れ、1秒たりと怠らず
心を込めて尽くしていきたいなとそう思うのです。

私に与えられた力があるとすれば
それは花に思いを託せること

最強のパートナー(花)がいつも私に勇気と力と
夢と元気をくれています。
それを必要とする誰かのもとへ
最大限の力を発揮する。

それのみに集中していこうと日々心穏やかに
感じています。

今日も心豊かな1日をお過ごしください。

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