朝店に来ていつも思うこと

ここにいることの不思議

ずっと憧れていた設計事務所に店舗設計してもらい、
その季節ごとの好きな花や植物を揃え
旅先で集めたお気に入りなものを店中に並べる

思うこと、伝えたいことを文章に日々のせる
それら何かしらに共鳴してくださるお客様や友人知人が集って
店の輪郭をより自由に仕上げてくださる

それぞれの受け取り方
それぞれの拠り所として
暮らしに根ざすこと

夢のようにありがたいひとつひとつの事実
これは長い夢なんだろうか？

いつもつまずいて転けてばかりいた（それは現在進行形・・・）
うまくできない自分が情けなくても踠きながら
私がここにいさせてもらえること

日々は目まぐるしく過ぎて
反省点や目標、変わりたいこと
進化したいことだらけ
我ながら本当に要領の悪い行き当たりばったりの
ポンコツだと思う

どれもうまく同時進行できずに四苦八苦

事務処理が溜まって日々コンスタントにやれば辛くないのに
溜め込んで夏休みの最終週の子供のように半ベソでこなす

改善点だらけで笑えてくることだらけ

めげないタフな精神と好奇心の旺盛さ
人が好きだということがなんとかそんなポンコツを支えているように思う

なんでだろう？
そんなことがいつもぐるぐる渦巻く

大好きな仕事なのに
花や植物で誰かの暮らしを優しく彩るお手伝いをしたいだけなのに
ちっともうまくできない

何故もっと効率よく
手際良くできないんだろう

全速力で日々を走り抜けてみても
あのお客様にもっと丁寧に対応できたんじゃないだろうか
もっと寄り添うことはできなかったんだろうか
時間をこれ以上どううまく使えば
円滑にお客様に喜んでもらえるんだろう

そんなことを繰り返しながら
3年半

本質は変わらずに
少しずつ変わっていくべきことを
変えていこうと思う

日々の積み重ね
妥協せずに、課した課題の数々をひとつひとつクリアしていけたなら
今ここにいるように
また思いもよらぬ場所へと
辿り着き
また歩き出せる思うから

こないだの春の日に太陽が見せてくれた福寿草

天に向かってそこら中で元気に首を伸ばして咲いていた
その儚そうだけど力強い姿を花たちと一緒に寝転んで見ていたら
のびのび頑張ろうと思えてきたこと

美しくて愛らしい花
そんな風に楚々として咲きたいな

いつかあんな風に花咲ける日まで
健やかに深呼吸して歩こう