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第六感(だいろっかん、sixth sense)とは、
基本的に、五感以外のもので五感を超えるものを指しており、
理屈では説明しがたい、鋭くものごとの本質をつかむ心の働きのこと。
一般にはヒトの視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感以外の感知能力をいう。
出典:ウィキペディア(Wikipedia)

私は第六感が極めて鋭いです。
根拠はありません。
自身の経験からそう感じるのです。

特に花を通してのその能力が
エスパーまみ級に強い。

私はオーダ受けて作品を製作する時、
自宅用の花束を束ねる瞬間さえ
その方のオーラというか放つ光、
その空間の持つ空気を
感じながら、後はひたすら指先に委ねます。

基本花について頭では思考しません。
作り始めるとコストも基本考えません。
よって断言できますが経営には向いていません。

言い方が正しいか微妙ですが
例えるならその方の感情に憑依するような感覚に近いと
感じています。

花たちが導いてくれること
いろんな方との心のやりとりが
次なる製作の糧となっていくのです。

普段どんなことを心に留めますか?

日々店で沢山の方とお話しさせて頂きます。
それぞれにそれぞれのストーリーを奏でながら
皆生きています。
花屋に来ることだって
理由や事情は全く違う

オーダーに寄せる思いだって
全然違うのです。

そのストーリーをひとつひとつ
丁寧に紐解かせていただくと
思いが溢れて泣き出す方も多くいらっしゃいます。

私はただお話を聞きながら
そのかたの心に琴線に触れる花を
イメージし始めます。

昨日も来てくださったいつもお優しい
気遣いをしてくださるご夫妻がいます。

ご自身たちが参列した結婚式の一年後の
初めての入籍記念日には
サプライズで花を贈られ続けているお二人

カップルのイメージや特徴、性格なんかを
詳しく伝えてくださる。
奥様自身も昔から旦那様から記念日には
お花をプレゼントされてきて
それがとても嬉しいことだと知り
周りにも贈り続けているんだとのこと。

毎回贈った花をとても感激してくださり
人の喜びを自分たちの喜びとして
とても自然にしなやかに周りを幸せにされている。

昨日は私の店に来る前に
西都にある剣道防具のメーカーさんにマスクを買いに
行ってきたのだそう。

コロナの影響で経営難に陥った防具の工場
起死回生にマスクを生産して販売したところ
売り上げが少し改善されてきたとのことを聞いて
お昼を西都の某鰻屋さんで食べれる分
マスクを買おう!とお二人で話し合ったとのことでした。

「10万円の給付金だって地域のお店で
食べたり買ったりして全部貢献したいの!
あれは貯金すべきものではなく、地域を活性化すべきものだから!」
笑顔で話してくださる奥様。
コロナの影響でお嬢様の結婚式が延期になったり
辛いことも多い中、他人のために走り回る

有言実行の最たるものな方々で
来る道すがら通った地域のお店で様々なものを
購入してきてくださる。

佐土原の鯨まんじゅう、digrupanさんの焼きたてパン
それらを私や母にまで買ってきてくださる。

いつも誰かのために一生懸命に考える

見返りとか評価なんかどうだってよくて
地域を愛していて
通うお店を愛してくださる。

頭がさがるなんてレベルの話じゃなく
胸が熱くて鷲掴みされたような感覚に
陥ります。

そんな生き様を見せてくださるお客様が
他にもたくさんいて
私の第六感は日々磨かれていくのかなと
そう感じています。

私が作るというより
お客様がその花を作らせているのだと最近
つくづく気づき、実感しています。

びっくりするほどの
ストーリーの数々
それを花に昇華するとともに
いつか本にできたらいいなと夢を
抱きながら。

私も日々のこのBLOGやSwitchへの投稿で
磨き続けていきたいなと感じています。

文章を書くって不思議な行為です。
昔よしもとばななさんも何かの対談で
語っていましたが

物書きって内面をえぐって
本質を表に引きづり出すような
そんなものだと。

芸術的に高く評価されるよりも
相性の合う人たちに元気をあげたい

私もそう在りたい

生きること
花や植物とともに
誰かの想いを形にすること
書き綴ること

日々を私の信じたように
紡ぎ続けていきたい

写真:flassco 大島 真由子

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