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ショーウインドウのディスプレイと写真を変えました。
半年前にはここにいたなんて遠い昔のことの様。

レンタカーを借りてアフリカ大陸
走行距離2500km超の旅

隣町だと言われても500kmは走らないと
たどり着かない隣町・・・

滞在先のキバーツリーの保護区のファームステイ
(ファームステイといってもスタイリッシュな
セレブのコンドミニアムで驚いた)では
インターネットの通信回線が安定せず
ネットに繋ぐのに200km走ったカフェに行かないと
Wi-fi環境もない世界。

それでも南アフリカ ケープタウンはそれまでの
私のイメージとは全然違う大都会だった。

郊外に出た時の貧富の差
バラックの様な傷んだ住居の数々
ホームレスかの様なヒッチハイカーが何十人と並ぶ
出稼ぎに向かう少年たち
どこまで歩くのか、
荷物の様に詰め込まれて運ばれていく人々
どんな仕事で生計を立てているのか
これは如実にこの国を表していたと思う

違う国に行くということ

いかに自分が平和で守られているかを
思い知ると同時に
生きる本能みたいなものが呼び起こされていく

若い頃に行きすぎて
海外なんてもう興味ないよ!という友人もいるけど
私は世界から見た自分の国を知りたい

世界は驚く勢いで変化していくのに
日本にいるとそのスピードと変化に
とても鈍感になってしまう様な危機感を感じる
それでも生きることに支障がないから。

それが良い悪いではなく
私はこの星のまだ見たことない世界を
まだまだこの眼と五感総動員で
見に行きたい。

ディスプレイに映し出したキバーツリーの森の夕暮れ
キバーツリーとは世界最大のアロエの木
この木に逢いたくてこの場所まで突き進んだ
昔の私なら考えられなかった場所へ。

人間やれば出来るといつも思ってきたけれど
店をやるときも降って湧いた話に
私が屁っ放り腰に尻込みしていたら
カメラマンの親友は諸手を挙げて喜んでくれた

「やるしかない!私が大丈夫といえば大丈夫
人を見る目には自信がある!」

彼女は自信満々に私の背中をドンっと押した
いや突き落とすくらいの力で押した

びっくりすることに
尊敬する設計事務所の社長も設備会社の社長も
友人も周りは迷いなく店をすることに背中を押しまくって
きた。40までに自分で立て!とだけ言われた。

「いや、危ないよ、やめときなよ!」

そんな風にいう人は周りにいなくて
それが何より私の勇気となった。
母があまり強くない私の身体のことを心配したくらいだろうか。

人は自分の使命というか
居場所、すべきことを見つけると
こんなにも生きやすく日々は潤うのかと
知った。

大変なことを大変とは感じない
体力的にしんどいことはあれど
出逢う人に癒されて、
元気をもらうことでリカバリー出来る幸せ

巷で経験もないくせにと言われることはあったけど
選ぶのはお客様だと思えばそんな意見は
耳に残らなかった。

私が向き合うべきは足をとる誰かではなく
目の前にきて、私の花が好きだと言って笑う
この店が面白いんだと言って通ってくれる
そんな人たちだと知っていたから
ブレずにここまでこれた

発想の泉は途絶えることを知らず
次から次に表現したいことは湧いてくる
やりたいことはまだまだあって
1人で表現すること
他のプロフェッショナルと混じり合いながら
化学変化起こしたいこと
色々ある

何より私は出逢い運がかなり強運の持ち主らしく
すごいな!かっこいいな!と尊敬すべき仲間に
恵まれている。

私は私のことを感覚でしか理解していない
他人についての洞察力には自信があったけれど
自分のことになるとさっぱり理解できない
それを周りはよく理解していて
私のコントローラーを持っているかの様
私が心地よく私らしく歩ける様に
導いてくれるコントローラー

それがありがたいなと思うし
私は自分を等身大以上に人に評価して欲しくないから
素直に受け入れることができる
実際より大きく見せようとか
かっこよく見せようという気は
さらさらない。
背伸びしても繕えるもんじゃないことも
よく知っているから。

南アフリカの旅で
私の人生は大きく変わった気がする

きっと前世で関係あったのか
土地の水とか風とか土とか
肌にあったのだと思う

自分にストンと自信が持てた南アフリカ
私は私のまま
進めばいいんだという
確信に満ちたあの日の旅

そんな”ものやこと”を
これからも探して見つけながら
人生は続くのだと思えば
ちょっとした苦労だって
味の効いたスパイスの一端なんじゃじないかと
そう思える。

旅って自分自身と
周りとの関係性も変える
向き合わざらないといけない異国での時間
シンプルに逞しく答えは見つかる

また旅に出よう
逞しくタフな自分に出逢う旅に

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