合縁奇縁
”合縁奇縁(あいえんきえん)”
「人と気持ちが通じ合うのも、通じ合わないのも、
不思議な縁によるものだということ。」
出典:故事ことわざ辞典
よく聞く”縁は異なもの味なもの”とも似ていますが
人と人とのご縁とは本当に不思議なものです。
その先に繋がる未来へと大きな畝りで導かれている様な
なんだか自らの選択でありながらそんな感覚を覚えます。
私はよく旅に出ます。
建築を見て回る、アンティークのインテリアショップ、
自然を見に行くこともあれば、
気になっていた店主やスタッフのいる個性的なショップに行ったりもします。
去年は熊本にも何度か足を運んだのですが、
以前よりいつも身に纏うファッション全般でとてもお世話になっているお店
Peopleさん (https://people-boutique.com)
系列店のRe;liさん(https://reli-shop.com)
どちらのコンセプトも大好きでセレクトに全幅の信頼を寄せております。
服とは私にとってはただ着飾るものではありません。
昔アパレルで仕事していた頃から考え方は変わらないことですが
ファッションには全てつくり手のバックボーンや
デザインひとつとってみてもストーリーが存在します。
そうして生まれたそれらを選び出して
皮膚の様に纏う
自己表現とも違って
誰の評価を必要ともせずエールの様に
私自身のために日々袖を通すもの
この2つのお店にはその価値観を共有できる
尊敬できる方たちがそこにいて鋭い審美眼で選び出してくれています。
人間性もとても魅力的な方々。
毎シーズン楽しみに待つそれらは私の日々のモチベーションであり
新陳代謝の様なものです。
そんなお店のオーナー藤川さんとディレクターの石原さん
いつか宮崎に行きますと話されて、コロナがなければ
今年の秋には一緒にイベントを・・・と
昨年の今頃に熊本で夢見ながら話していたのでした。
しばらくは厳しいかなと思っていた最中に
宮崎に行きます!とお二人からの連絡。
宮崎に来たことがないというお二人の初めての宮崎
秋晴れの青島を案内し、美味しいご飯をご案内しました。
海に食に人にと楽しんでくださったお二人
有言実行で来てくださったことも嬉しかったのですが
宮崎の地を気に入ってくださったこともとても嬉しい
遠方から最初はオンラインで始まったショッピングのやりとり
それが実際にご飯をご一緒させていただく様になり
一緒に夢や仕事の話へと発展していく不思議
それぞれの餅屋で餅を・・・
どこに住んでいるとか
どこに根ざすとかの垣根なく
ファッションを通して町を面白くしていこうと好奇心旺盛な人たち
同じタイミングで熊本のギャラリー兼ショップのオーナーからも連絡が久々にありました。
私は以前から興味のあった岡山のアンティークショップの企画展に遊びに行ったのです。
(その後岡山のアンティークショップのオーナーさんとも繋がることができました。)
お邪魔した際に話が盛り上がり、植物屋をしているなどを話したところ
その後そちらで個展をしていた陶芸家の個展を私の店でもさせていただくご縁となり
熊本から宮崎まで来てくださった方でした。
そして今回は、
来年熊本の店で私の作品の企画展をしてもらえないか?との打診でした。
その方は関東の雑誌のライターを元々はされていた方で
彼の書く文章がとてもエッジが効いていて面白い
企画展もどれもかなり審美眼が鋭い個性の光るものばかり
お声がけいただけたことがとても光栄でした。
来年まで妄想膨らませておいて!と言われました。
何を仕掛けたらみんな楽しくなるだろう?
そんなことを結局いつも考えて空想している
旅をする度に不思議とご縁が繋がっていく
すぐには芽が出なくても
機が熟し、ベストなタイミングで芽吹くもののなんと多いことか。
生きてきた足跡のひとつひとつが欠けても
そのご縁を繋ぐことはきっとできない
それはこれからも一緒のことで
真摯に日々を紡いでいきたいと改めて思うのです。
いろんな方面、職種の方と
なんだか面白いことを来年は色々企画できそうでワクワクしています。
研磨し続ける人たちときちんと肩を並べられる様
ユニークなアイデアを生み出せる実行できる存在で在れるよう
まずは健康第一
心身健全に日々丁寧に過ごしていきたいものです。
11月のスタートも元気に楽しく
えいえいおー!
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