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2021.5.25
深夜1時起床

準備していたいつもの相棒的ザックに
とうもろこし、マンゴーどら焼き、おむすびを詰め込み
午前1:30にははやる気持ちで小走りで車に飛び乗る。

コンビニで温かなラテを買う
いつも無駄に食料と水、栄養ドリンクを買ってしまう

お気に入りの音楽を聴きながら深夜の高速へ。

運転は好きだ
たまに空を見上げたら雲の切れ間から
まんまるに近づいたお月様と目が合う

「最高な空を見せてあげる」

どこかからそんな声が聞こえてくる。

山に行くときは何日も前から気象予報、情報、
空を見上げて雲の動きを予想する

私なりにキタ!という感覚があると必ず晴れてくれる
今日はきっとすごい世界を見れる…

えびの高原に3:30到着

あれ?駐車場誰もいない…
平日は朝駆け人員はいないのかな?
一体真っ暗でいつもは賑わう韓国岳は
闇に浮かび上がるゴジラのようで真っ黒で少し怖い…

ヘッドライト装着!
おやつを無駄に詰め込んで
靴紐をギュッと締め上げて出発進行!

真っ暗な森は静かで意外に暖かい

いつも太陽の下、1人で山を歩いても怖くはないくせに
暗いと言うだけで不安になるのは人間の力が及ばなくなることに
改めて気付かされるからかなと思う。

いつも自然の前では非力に近い
そう考えると怖くなくなってくる。

森にそっとお邪魔させてもらう

ただ頭上にあるのが
月か太陽かの違いだけ。

山頂に到着4:40

今日の日の出は05:04予報

それまで山頂の特等席は貸切
空の壮大な天体ショーがはじまる。
ぱちぱちぱち!

東の空が色を変え始める
雲がちぎれた間から
ものすごい色彩が降ってくる

自分の目に映りこむあの色彩は
iPhoneなんかでは再現できない

いやカメラマンの親友にいわせれば、
人間の目はなにより高機能な最高なレンズだから
どんなカメラも叶わないと言っていたのを思い出す。

「特にアフリカ人並みに視力がいい貴女の目に映るものは格別だろう」
と言っていた。

西の眼下には一面の雲海が広がっていた

文字通り雲の海、そして空の上に来てしまって浮かんでいるような感覚

すごい暴風と突風
油断したら身体をもっていかれる

岩場に潜ってマジックアワーをひとときも見逃さぬよう空を見上げる

神様がする天体ショーを
こっそり舞台袖から眺めているようで楽しい

はしゃいでとうもろこしを取り出したけどあまりに寒くてまた直す。

徐々に空は優しい色彩に染まっていく
真っ暗で見えなかった足下や岩場があらわになる。

生きているだけで
まるもうけ

いつもその名言がまわる

色々あるけれど
生きていてこそ味わえる

こんな空を見れることを
教えてもらえたことも
いく術をきちんと
携えた自分自身にも
はなまるをあげようと思った朝

世界は今日も美しい

それは変わらない

自分の在るべき姿を
見失わぬよう
また精進しよう

追記
帰り道、大浪池のミヤマキリシマを堪能して帰るつもりが…
付着してくるプレデターばりなヒルに尺取り虫に悲鳴をあげながら…
したくないのにトレランしながら森を走り抜けました。。。
あの軟体の生き物だけはどうしても慣れない

いい1日だった
また日々勇気を携えて頑張ろう

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