さようなら、またいつか
生きるということは
こんにちは
さようなら
それの繰り返し
満ちては引いていく
海のように
留まることなく
営みはつづいていく
時は止まらない
ものすごく満たされて
これは手放さないように
手からこぼれないようにと
それらを両手で大切に
慈しんでも
永遠に手の中にそれを
留めておくことは不可能だ
歳を重ねる度に
そのことをひとつひとつ
思い知る
耐えられない痛みを知る
誰もが見えない部分に
それを抱えて生きている
物事には終わりがあって
命にも果てがある
それは無くすとか失うって
ことではなく
身体の中に
入り込んでしまう
そんなようなことだと
知った
感覚として、体温や
触感や重さなんかは
感じられなくなる分
自分の思考となり
心となり
目となり
ここに
そこに
存在する
一緒にいた時間
心通わしたこと
言葉なんかいらないことを
知ったこと
究極言葉で伝え合うことは大切だけど、
伝え合えなくても
伝わるものがある
もう決して逢えない人
いつかまた
逢えるかもしれないけど
逢えない人
それぞれ営みを行う場所で
心豊かであればいいなと
そう願う
いつも笑顔でいられなくても
どんな状況でも立ち上がる逞しい
足腰を携えていますように。
通り過ぎて行った
沢山の時間と
沢山の存在たち
そのおかげで
今が在る
わたしは元気でやってます。
ありがとう
またいつか
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