まだ薄暗い早朝
夜の匂いがそこはかと香る雨上がりのアスファルト

人通りもまばらな道を走り店へ向かう

ドアを開けてパチっと電気をつける
しんとしてひんやりした空間はまるで眠っていたかのように静かで
ハッと花たちは目を覚ます

おはよう！と言いながら植物や花たちにあいさつ
軒先に植物たちを出し、
窓を開け放ち空気を入れ替える
そして花たちの状態をチェックする

息を吹き込むようなそんな感覚

空間も人が介在しなければ死んでしまう
どんなに整った美しい空間であろうと
人がいてこそ息をし、光を放つ

それはきっと人も同じことで
自らが自らを呼び醒ましていくことが
必要なんじゃないかと思う

世の中にはいろんな人がいる
いろんな価値観が育ちそのもとに
営みを続ける

どれがいいとか悪いとか
勝手な尺度で判断すること自体
おこがましくて恥ずかしい行為

それぞれに正義があり
それぞれに信じるもの
守るべきものがある
物理的に思想的にも

もちろん聖人君子でもない私は
そのどれもを受け入れることも
信じることもできない
究極、自分の培ってきた直感や感覚で
判断する

瞬時に自分に必要なものを判断する
それは訓練みたいなものだと思う

みすみすよくない影響の人や物事を受け入れるなんて
ナンセンスの極みで
違うと思ったら流されることもなくなった
時にはっきり
緩やかに距離を測る

それは否定するとか拒絶とは違う

今の自分にはフィットしないだけということ
物事も人も、無理やり繋げても歪みしか生まない
うまくいく時は沢の流れのようにするすると
強い力で流れていく、そして2倍3倍といいパワーが増幅する
逆も然り。

昨日もワークショップで集まってくださった５人の方を見ていて感じたこと
自分の”心地いい”にとてもしなやかで素直なこと
私が素敵だなと感じる人の多くは見た目がどうとかではなく
物事に素直で謙虚、そして人を尊重しようという姿勢
素直って簡単に口にするけれど
結果見た目も魅力的な方がほとんど。

素直・・・社会ではこれがなかなか難しいのかもしれない
他人とのバランスとか関係性とか
なかなか一筋縄ではいかないことの方が多い

だからこそ自身を守る術が必要だと思う

それは自分自身を信じ抜く力

決断も迷いも歩き続けることも
全部信じて受け入れる覚悟
それでもきっと大丈夫だよと背中を叩ける力

その力は誰にでもある

何もできないとか
特技がないから自信が持てない

そんなことを言う人がいるし
私も実際自信なんて欠片もなかった
今もいつもハラハラしているし。

変わったことといえば、
その言い訳や不安を払拭するだけの努力を怠らないことにした
自信が持てないならひたすら手当たり次第に自分を好きになる
行動や言動を心がける。

人のあーだこーだは言わない
私の方が大抵アラだらけだし
欠陥も半端なく沢山あるから言える立場にない・・笑

そして信じてくれる人に恥じない自分でありたいと思う
誰と比べる必要もなくて
今日を精一杯生きれたら
ひとまず褒めてあげる
無性に落ち込んで如何しようも無いときは
好きな人に会いにいく

それだけで世界に少し光が射す

ああ、また明日頑張ろう
そう思えたらしめたもの。

とにかく日々、うまくやりくりして
心身健やかな私へと軌道修正を繰り返す

そのさきには憧れの人たちとのご縁や
日々支えてくれる人たちとの健やかな時間が
待っている。

誰にでも呼び醒ますことのできる力

そのお手伝いやきっかけが花や植物の力を借りて
ここでできたら最高だなと思う

人は究極ひとりだから
自分を守れるのは自分自身
その上で誰かを心底愛しむことができるのだと思うから
まず今日も1日私自身ご機嫌でいたい

明日からは3連休
心豊かな休日をお過ごしください。