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8月7日はバナナの日だそうです。
ちなみに花の日でもあります。

今日がお誕生日のいつも来てくださる
お客様がいらして、随分前にご自身へのギフトに

「私をイメージした何かを作って欲しい」

そう依頼されていました。
いろいろ考えました。

ボール?リース?植物図鑑?

きっとどれも気に入ってくださるけど
このご時世、不安とか目に見えないものに
むやみに煽られる不穏な世界

そんなもの吹き飛ばせるくらい
豪快で楽しくなる
覗き込めばどこかの異次元と繋がる様な
まあるい輪のリースがいいなと。

リースはワイヤーで編んでいきます。
植物と植物の1番いい顔が見えるバランスで
結合させて紡いでいく

布地を編み上げるのと
同じ様なことだと個人的に
思っています。

このお客様はオープン当初から
毎週花を買いに颯爽とあらわれて
直感でその週の花を選び出すと

ほんの少し
最近の話題とか
楽しかったこと
感じたことなんかを
話して聞かせてくれて

風の様に
「またねー!」と
帰っていかれる。

とても粋な花選びをされる方

無駄に多くは語らないのに
私の文章から読み取れる
感情の起伏や襞を
敏感に感じ取られて
そっとメッセージを送ってくださる
愛が深い方

一時期ネットでの嫌がらせとか
書き込みとかなどで疲弊して
疑心暗鬼に囚われていたことがあり
SNSにも一切文章が書けなくなる時期が
ありました。

日々の営みや
お客様の花に託した想い
花や植物とのこと

他愛ない文章ながら
書くことで感情を昇華させることが
大切だった私
すっかり自信もなくして
ビクビクしていました。

こう書いたら誰かはまた何かをいうんだろうか?
私が文章を書くこと自体
おこがましいんだろうか。

完全に思考停止の迷走

出口も見えなかった時
思い切ってそのことを全て書き込みました。

なんだかとっても胸がスッとして
肩が軽くなった。

そんな時、その方はそっと私にだけ
メッセージをくれたのです。

「明るく振る舞っている人ほど
抱えているものがある。
みな何かしら心に重いものを
抱えている。

その重いものを吐き出し
下ろそうとした行動に胸が
痛みました。

とにかく大丈夫
アーキを大好きな人は
沢山いるよと伝えたかった」

花を見れば私がどんな人か
わかるよ、とも。

今思い出しても
泣けてきます。

ただの町の花屋の投稿に
どれほど心を砕いて
気持ちを推し量ってくださったのだろう

このかたはどれほどの痛みを
背負ってきたんだろうか
そんな風に感じました。
ただただありがたくて
頑張ろう
踏ん張ろう
そう力をどれだけ頂けたことか

それからもいつも見守ってくださって
かと言って出過ぎることはなく
そっと栄養のある差し入れとか
暑い日にはアイスを持ってきて
はしゃぐ私に
笑顔で「喜んでくれてよかった!」と
去っていかれる

思えばオーダーくださるものは
いつも大切な人のために
最大限の想いを花に託される

ご自分にオーダーされたのは
初めてでした。

つくる間
いろんな3年弱の思い出なんかを
思い浮かべながら
温かさで胸が詰まって
本当に穏やかに楽しく
編み上げられました。

つくり終える段になり
なんだか寂しいのと
充足感と
不思議な感覚

まだ作りたいな
そんな風に感じながら
優しきこの方が
穏やかに日々を織り成してくださる様にと
願いながら。

私はきっとこんな風に
誰かの顔を思い浮かべながら
植物を紡ぐ
それが1番大切で
1番好きなことなんだろうなと
改めて感じた1日

今日はアポイント制の中
お馴染みの方が次から次に来店されて
みなさんが口々に

やっとこれた!
ここで買いたいの!
インスタの投稿のあれが見たくて

そんな風に言いながら
楽しそうに嬉しそうに
丁寧に自宅に飾る花を選びだす

西日射す少し眩しい夕暮れ

なんだか胸がいっぱいになって
ありがたくて嬉しくて
自分らしく、品数は沢山は置けないけれど
身の丈に合ったサイズの店でいいから
みなさんの暮らしに寄り添う
町の花屋で植物屋で在りたいなと
そう感じました。

もうすぐ丸3年のこの店
皆さんに守られて
ただ暗中模索で手探りながら
好きなことを好きな様に
歩いてきたこの道
4年目はどんな風に進化していけるだろう

結局、人
それに尽きます。

お誕生日おめでとうございます。
これからも暮らしを彩る花たち
一緒に見てくださいね。

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