BLOG

ブログ

雨ふりの日曜日
いかがお過ごしでしょうか?

店の中には夏の花たちが
元気いっぱいのびのびと
過ごしています。

いきもの係の私は
みんなをひとつずつ新鮮な水に替え、
要らない葉を落とし
茎の状態をチェックして
水揚げがごくごくできるかの
確認。

みんなの水替えが終わると
空間の空気も瑞々しく変わるから
花ってすごいなと思います。

金曜日に買ってきた蓮の花

毎年この時期だけにほんのたまに
市場にでる切り花

切り花の蓮は開ききらないことも多くて
花屋さんはあまり好んで仕入れません。

私は前提が花屋というより
趣味で好きな花を集めている感が強いので
売れなければ自分で楽しめばいいや!
といつも言い訳しながら
好きな花を仕入れます。

その感覚は全てに共通していて
売れる、売れないより
その花が呼んでくれれば
連れて帰るし
来たくないよーと言われたら
無理には連れて帰りません。

そのため仕入れが偏っていたり
バランス悪いのかもしれません。笑

店で初めましてのお客様に

「花の選び方がわからない」
「センスがないからどうしたらいいかわからない」

こんなことをよく言われます。

センスってなんでしょう?

花活けのセオリーとか基礎はありますが
自宅で飾るのにそんなこと考える必要はないです。

直感で「あ!なんか好きだな」
そう感じた花や葉っぱがあれば
それを選び取ればいいだけ

あとどれくらあればバランスいいかどうかは
いくらでも相談に乗ります。
基本はその日の気分で選んでいいんです。

洋服を買いに行って
優柔不断に悩む方ももちろんいると思いますが
最終的には自分の物差しで決めるはず

その延長線です、花選びも。

組み合わせに正解はない
好きなように
心地よく選んでもらえたら
花も喜びます。

蓮の花たち

私が
「咲かなくてもいいよ
好きに過ごせばいいよ」
そう心でつぶやくと
昨日からぷーーーーと風船を膨らませるように
蕾を膨らませ始め
今朝はぷっくりと口を開き始めました

咲こう咲こう

口々に花たちが話している

そう頑張っている
そんな健気な姿をじっと眺めていると
励まされるんです。

私は花持ちがいいか悪いかも
個人的には気になりません。

一期一会

その時出会ったその花が
心地よく命を全うできるなら
昇華できるなら
ベストな形はその子それぞれ

それは人にも当てはまると
思っています。

型にはまる必要もない
自由に自分のタイミングで
咲けばいいし
咲ききるまで力が及ばなければ
そのまま凛としていればいい

彼らの日々の姿や営みは
私に沢山の学びと
優しい時間をくれます。

幸せの形も
喜びのタイミングも
皆人それぞれ

そして根底には
精一杯命を燃やすこと

それに尽きるかなと
そう感じる今日この頃です。

この掌が
誰かの笑顔の
お手伝いができるよう
私は今日もここで
咲こう咲こう

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。